先日、大きいものクラブ(かな姐さん山本ゆりちゃん)、サントリーMさん、Hさん、レシピブログNさんの6人で、サントリー蒸溜所へ行って来ました。

今まで、ビール工場は武蔵野、京都、熊本などにも行かせて頂きましたが、ウイスキーの蒸溜所は初めて!


かな姐さん、ゆりちゃんと待ち合わせて電車で山崎へ。


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レトロな駅舎は、閑静な山崎の町並みに馴染んでいてどこか懐かしさを感じます。

いや実は私、この山崎の駅や山崎蒸溜所は京都だと思っていたんですが、大阪でした。
限りなく京都寄りの。
「今日は京都に行くねん」と夫に言って来たわw


ここから静かな町並みをゆっくり歩きながら到着したのが、サントリー山崎蒸溜所。


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この、山崎の「崎」の右側。
「寿」って書いてあるんだそう。
サントリーの旧社名である「寿屋」という屋号を今も大切にしている証。


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これは寿屋当時の看板。
こういう話、ヒストリーとか好きやわー。
会社概要とか見るのめっちゃ好き。




そして、入ってすぐのボトルライブラリー。


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原酒やウイスキーがズラーッと並んで美しいこの光景、これからこのウイスキー作りの工程を見られると思うと期待度がさらに高まります。


展示場には、サントリーの歴史を感じられる広告やポスター、新聞なども飾られていて、時間が許されるなら全てじっくり読みたかったので、写真を撮って帰ってから引き伸ばして読んでいました。


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ウイスキーの広告に必ずと言っていいほど書かれている言葉、
「断じて舶来を要せず」

本格的なウイスキーを作れるのはスコットランドだけ、と思われていた時代。
製造から商品になるまで長い長い時間がかかるウイスキー作りは、莫大なお金と時間を要するわけで。
成功するか失敗するか。
売れるか売れないか。
「日本で蒸溜所を作る」など、そんな前代未聞の大勝負は、それこそ社運をかけた一大プロジェクトだったに違いありません。

失敗していれば、もしかしたら今のサントリーはなかったのかもしれないと思うと、この山崎の地はサントリーの原点なんだなと思いながら読んでいました。



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「断じて舶来を要せず」というその言葉はきっと、サントリー創業者である鳥井信治郎の「覚悟」と「自信」だったのでしょう。憶測ですけど。(ここでは「知らんけど」を使いづらい笑)

そしてついに1923年、鳥井信治郎がこの山崎の地につくった日本初のウイスキー蒸溜所。
山崎は国産モルトウイスキー発祥の地なのです。(ついこの前まで山崎蒸溜所が京都だと思ってた人とは思えない知ったかぶり)



そしてこのポスターも飾ってありました!
これ大好きなんですよね。


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NHKの朝ドラ「マッサン」観てました?
あのドラマの中で、サントリーが当時(大正時代)打ち出した赤玉ポートワインのポスターが世に衝撃を与えたって話があるんだけど、それがこのポスターです。

セピア色の中にワインだけが赤、というインパクト。
100年以上前の時代に、ヌードの女性をモデルにするという斬新さ。
それはそれはセンセーショナルで世の人々は度肝を抜かれたことでしょう。
こういうところもサントリーらしいなと本当に思う。



え、ちょっと話長すぎてまだ工場見学まで行ってないww



私、ウイスキーのことは勉強不足で、今回たくさんのことを学ばせて頂きました。
ウイスキーとして飲めるようになるまで、こんなにも気が遠くなるような工程と時間が必要であるということを。


(原料)大麦麦芽を発芽させて粉砕

(仕込)山崎の名水を混ぜ、ゆっくりと撹拌

(発酵)複雑で厚みのある味わいを生む木桶発酵槽、すっきりした香味に仕上がるステンレス発酵槽、に使い分ける

(蒸溜)形状が違うポットスチルで使い分けて蒸溜

(貯蔵)木質や来歴、形状の違う樽を使い分けて多種多様な香味の原酒を育む




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発酵を終えて蒸溜するところ。

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そして貯蔵へ。
この貯蔵庫の中が圧巻!!


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貯蔵庫の中に入った瞬間、もう酔いそうなくらいウイスキーの香りが充満しています。
鼻から入る香りが喉に通って、本当にウイスキーを飲んだかのように喉が熱くなるのにはびっくり。


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何年も何年もかけて、ゆっくりゆっくり熟成して行くウイスキーたち。
色んな年代の樽があったので自分の生まれ年を探したけど、なかったわ。
熟しすぎたのかしらww



ところで、お恥ずかしい話ですが、
ウイスキーが琥珀色になるのは、樽材の成分が溶け出してウイスキーの成分と反応するから、ということもこの日初めて知りました。

蒸溜したてのウイスキー(ニューポット)は無色透明で香味も荒々しく、それを樽に詰めて貯蔵することで琥珀色へ、香りは深く複雑に、味わいはまろやかに変わっていくんだそう。

え、樽の色なんですか!!!とめっちゃびっくりしたわ。

樽によって全然違ってくるのね。
ということを、この後の試飲でより深く実感することになります。


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手前から、ホワイトオーク樽原酒、ワイン樽原酒、ミズナラ樽原酒、そして山崎。
使用する樽によっての香り、風味の違いを比べて行きます。


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ゆりちゃん真剣に匂い嗅ぎすぎてwww


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写真撮られて照れてる模様。笑


ストレート、水割り、ハイボールでそれぞれ試飲しましたが、ストレートで飲んだあとに水で割ると、香りと風味がガラッと変わるんです。
それはもう全く違うもののように。
コクのある深い香りやフルーティーなもの、また味わいも様々。

そして、このひと口を飲めるようになるまでの過程や歴史を知ってから飲むと感慨深く、より美味しく感じました。

いや~本当に勉強になりました。



見学を終えて出たところには、こんな風景が広がっています。


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水の綺麗な山崎ならではの美しい自然。


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これは2週間前なので、今はより紅葉が美しいのではないでしょうか。


この日、一緒にまわったメンバーで。


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みんなより頭1つ出るのでめっちゃ屈んでます。(恒例)

いつも本当にありがとうございます…!
大きいものクラブでも撮っとこ。


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本当に楽しかった。
知らないことを知るというのは、本当に楽しい。




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